technique

超精密レンズの試作加工を短納期で対応

林レンズの技術の特徴

林レンズではピッチ研磨による面精度の高いレンズを加工できます。光学ガラスレンズはもちろんのこと、 各種光学結晶レンズについても多くの加工実績があります。特に蛍石の研磨は 数多くの実績があり各社様より高評価を得ています。

技術研究

可視光線はもとより赤外線~紫外線、深紫外線と光の用途拡大のなかで、加工変質層の除去方法と表 面粗さの提言を目指しています。お客様からのご依頼内容を吟味して、両者納得のいく製品つくりを目 指しています。

精度にこだわる手作りの技術

超精密加工精度を要求される光学レンズの加工。 林レンズは、長年の経験と豊富なノウハウの蓄積により、機械だけでは出来得ないナノメーターの加工精度を満たす、他に類をみない手作りの加工技術を有しています。

研磨について

研磨について想うこと

業種や製品によって「研磨」の内容は様々ですが、精度を求めたり、製品の価値を上げるためには「研磨」は不可欠です。人は古来より鏡面や透明、光沢に魅了されます。その中で光学研磨はより精度を求め続けます。砥粒加工を学習したときに「日本は研磨の国だ」というお話を聞きました。刀、銅鏡、勾玉、すべてが研磨製品です。

研磨には切削説や流動説などありますが、主に物理作用と化学反応だと思っています。流動性についても間われることがありますが、わずかながらにあると思います。研削によって削り取った表面をこれらの作用によって表面粗さを小さくして、最終的に傷の集合体が見えない透明な状態にします。

研磨剤には主にガラスを削り取る物理的な作用がありますが、補助的に化学的な作用もあります。光学研磨は湿式にて行われますが、使用する水にはガラス表面に水和層をつくる役割があり、この水和層を削り取ることにより研磨が進みます。

光学では可視光以外の赤外線や紫外線用途が拡大しています。特に紫外線用途になると肉眼では見えない微細な傷が光線の妨げとなります。蛍石は紫外線用途にも多用される材料ですが、研磨において硬い研磨剤(特にダイヤ砥粒やアルミナなど)を利用すると細かな傷が無数に入り、レーザー用途ではヤケが生じてしまうということがわかりました。高倍率の実体顕微鏡でも見えないレベルの傷ですが、使用光線が短波長になるほどこれらの影響が大きいことがわかりました。林レンズではいかに硬い砥粒を使わずに高精度の蛍石研磨ができるかという挑戦を続けました。結果、お客様より高評価を得られるようになり現在に至ります。

研磨のおもしろさは「やってみないとわからない」ということです。
この手で加工しないとできないところに面白味があります。言葉にはできない難しさもあり、その難しさも魅力のひとつです。難しさを克服するためには広い視野が必要になります。
「研磨」と言っても業種によってとらえ方は様々であり、多くの業種や専門家と意見を交わしながら知見を広げ、思いつくことをまっすぐに実践するようにしています。
林レンズは試作や単品に特化しています。つまり毎回新しい挑戦ということになります。挑戦することを忘れずに諦めることなく「それはできます」と言える研磨職人でありたいと思っています。

レンズ加工の実例

「光学ガラスレンズ各種」

「光学結晶レンズ各種」

直径25mm、CaF2レンズ 測定例

超精密レンズを1枚から試作加工します。工業用カメラ・工業用顕微鏡・レーザー機器・測定器・情報通信・医療機器

試作加工

レンズの加工仕様または図面をいただければ、短納期で高精度なレンズを提供します。

加工仕様~硝材、表裏両面の曲率半径、中心厚、外形。

  • 必要な場合は加工公差を指定してください。公差指定が無い場合は、一般公差で加工します。
  • 一般公差:ニュートン5本、アスクセ1本、厚さ±0.1mm、外形+0-0.05mm、偏芯1′

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1.材料 11.完成