有限会社 林レンズ

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製品紹介

蛍石とは

蛍石は CaF2、 フローライト、フッ化カルシウム、蛍石(けいせき)など呼び方が様々です。かつては天然の蛍石を利用して光学部品が製造されていました。
天然材料では不純物混入の問題や、光学部品として利用できる良質な蛍石が世界的にも少ないことから、現在は人工結晶の蛍石が主流となっています。

光学で一般的に利用されるガラスのレンズには光を通すと色が分かれてしまう色収差という現象が起こります。対して蛍石には色収差が極めて小さいという特性があり、透過率や屈折率の波長分散が極めて小さく、透過波長領域が広いという特徴を持ちます。
しかしながらレンズ研磨が非常に難しくガラスよりも硬度が低いために傷が入りやすいという弱点もあります。
そのため量産は難しく材料も高価なため、用途として工業用カメラや工業用顕微鏡、高級カメラレンズや高級天体望遠鏡、半導体ステッパーなどのレーザー用途などに使用されています。

製品紹介

超精密レンズ1枚から試作加工いたします