サファイアレンズ

サファイア(Al2O3)は硬くて衝撃・熱・薬剤などに耐性がある一方、レンズ加工に関しては非常に難しいという材料です。光学特性にも魅力があるため、林レンズではサファイアレンズの加工研究を続けてまいりました。

長年の各種結晶研磨のノウハウを集結してR面精度を保った状態のサファイア研磨に成功しました。サファイアは素材として高級時計のカバーガラスなどに使用されており研磨の歴史は古いのですが、均一なR面のレンズ加工となると非常に難しいものでした。現在は小さなサイズ(Φ10以下)しか加工実績がありませんが、引き続き大きなレンズにも対応できるよう研究を続けていきます。